クレーンが並び、ホテルが次々に建設されているJR京都駅南側の地域(2018年11月、京都市南区)

クレーンが並び、ホテルが次々に建設されているJR京都駅南側の地域(2018年11月、京都市南区)

 京都市に2018年度に寄せられた公害苦情件数は前年度比29件増の534件と3年ぶりに増加に転じた。「騒音」と「大気汚染」に関する内容で7割を超え、宿泊関連施設の建設が急増していることも要因の一つとみられる。
 種別では騒音が261件(前年度比21件増)と最も多く、48・9%を占めた。発生原因は工事・建設作業が123件と最多で、工場などの操業が61件、近隣住宅や飲食店などが58件と続く。大気汚染は119件(同13件増)。原因は工事・建設作業が63件と最も多く、野焼き25件、工場などの操業21件だった。
 市環境指導課は件数の増加について「分析できていない」とするが、18年度は市内の旅館・ホテルの部屋数が約3万3600室と前年度比で15・2%増え、ゲストハウスなどの簡易宿所も約1万2500室と同35・6%増加しており、宿泊施設関連の工事が件数を押し上げた要因とみられる。
 市は2カ所の環境共生センターで公害苦情を受け付けている。北、上京、左京、中京、右京区の住民は北部センター075(451)0211、東山、山科、下京、南、西京、伏見区の住民は南部センター075(671)0511へ。