太鼓とビンササラ、笛の音が響く中、カアカアカアといいながらはねる氏子ら(京都府南丹市美山町樫原)

太鼓とビンササラ、笛の音が響く中、カアカアカアといいながらはねる氏子ら(京都府南丹市美山町樫原)

 京都府登録無形民俗文化財「からす田楽」が14日、南丹市美山町樫原の大原神社で奉納された。カラスのしぐさをするユーモラスな伝統の舞を氏子が演じた。
 からす田楽は大原神社の境内にある摂社の川上神社の祭礼。板を連ねた楽器「ビンササラ」4人、太鼓4人、笛1人で奉納された。
 まずは大原神社の拝殿で笛や太鼓の音に合わせ、ビンササラを担当する氏子3人が代わる代わる舞を披露。最後に烏帽子(えぼし)姿の氏子が「カアカアカア」と言いながら三度前に跳びはねて、ゆっくりとした所作で戻った。境内の山の神や川上神社の神前でも行われた。
 境内では、神職が的を目掛けて弓矢を射ったり、山の神の前で、わらを燃やしてのろしを上げたりするといった行事が展開された。世話役の山口恒一さん(67)は「伝統的な行事をできるだけ長く続けていきたい」と話した。