国立国際医療研究センターは24日、新型コロナウイルス感染症の患者の血液を分析し、重症化の指標になる五つの物質を特定したと発表した。研究を生かした血液検査のキットの販売をメーカーと共同で目指しており、近く国に申請する。

 新型コロナは初期には軽症でも急激に悪化することがある。事前に重症化を予測できれば、救命率向上や医療機関の負担軽減に役立つ。

 今回患者28人の血液を使って特定した五つの物質は免疫に関わるタンパク質。そのうちの一つ「CCL17」はぜんそくやアトピー性皮膚炎で高い検査値が出ることが多いが、新型コロナの重症者では感染初期から低い値が出ていたという。