豊かな森の一面や希少な植物の写真が並ぶ展覧会(京都府南丹市・京都丹波高原国定公園ビジターセンター)

豊かな森の一面や希少な植物の写真が並ぶ展覧会(京都府南丹市・京都丹波高原国定公園ビジターセンター)

 京都大芦生研究林(京都府南丹市美山町芦生)に息づく動植物の写真展が、美山町の京都丹波高原国定公園ビジターセンターで開かれている。希少植物の保護活動やシカ害など森を取り巻く現状も垣間見ることができる。同研究林が来年4月に100周年を迎えることを記念して、同センターと京都大フィールド科学教育研究センターが主催。研究者やガイドらが撮った約70点を並べた。

 昨年7月に発見された国の絶滅危惧種に指定されているフガクスズムシソウや、かわいらしい紫の花をつける府絶滅寸前種のヒナチドリなどのほか、防鹿柵の設置やシカに下草を食い尽くされた森の様子も伝える。ドローンで空撮した黄色やオレンジの紅葉に包まれた谷や雲海の幻想的な写真もあり、森の違う一面も味わえる。

 ビジターセンターの吉永裕通さん(50)は「後世に残していくべき森の現状に目を向けてもらいたい」と話している。無料。29日まで。