動物愛護支援に取り組む2代目モデル犬「ジェームスjr.」と飼い主の高谷さん

動物愛護支援に取り組む2代目モデル犬「ジェームスjr.」と飼い主の高谷さん

 元捨て犬で近畿地方を中心に活躍したペットモデル犬「ジェームス」の活動を“2代目”が引き継いだ。飼い主の主婦高谷美和さん(57)=京都市右京区=とともに、動物愛護の支援活動に力を入れている。2015年から続けるカレンダーも制作し、売上金は京都動物愛護センター(京都市南区)に寄付する予定だ。

 2代目の「ジェームスjr.(ジュニア)」は5歳の雄。先代が老衰のため、17歳で死んだ8カ月後の昨年10月、高谷さん宅にやって来た。飼い主だった留学生が帰国し、引き取り手を募集していた。

 高谷さんは、ジェームスの死から立ち直り似た犬を探す一方で、夫の謙次さん(66)は自身の年齢から最期までみとれるか不安で、次の犬を飼うのに前向きになれなかった。しかし、ジュニアを一目見た瞬間「男前やな」と迎え入れる決断をした。

 現在はFM京都でのラジオ番組への出演や高谷さんの故郷・山口県岩国市の観光大使など、先代の仕事を順調に引き継いでいる。

 21年版のカレンダーには、先代とジュニアの両方の写真を載せた。1月は松尾大社(西京区)への初詣の様子、12月にはサンタの衣装など、各月同じ場所や同じ服の2匹の写真を並べた。撮影では、カメラを向けると必ず見てくれるサービス精神旺盛な性格だった先代に対して、ジュニアはカメラを向けても床に寝転んだりするなどマイペース。高谷さんも「まだまだ子ども」と苦笑する。

 カレンダーは200部作製、1冊千円(送料別)で販売する。高谷さんは「前のジェームスのように寿命が尽きるまで大切に育てられる動物が少しでも増えるよう、愛護活動への支援を続けていきたい」と意気込む。