京都市中央食肉市場から初めて海外に輸出された京都産和牛(南区・市中央食肉市場)

京都市中央食肉市場から初めて海外に輸出された京都産和牛(南区・市中央食肉市場)

 京都市中央食肉市場(京都市南区)がこのほど、和牛の海外出荷を始め、記念の出発式を開いた。高級ブランド牛など府内産和牛の海外販路拡大に向け、第一歩を踏み出した。

 同市場から初めて輸出したのは、南丹市の牧場で育った府内最高級ブランド「KYOTO BEEF 雅」で、タイに向けて出荷した。高級ホテルやレストランにステーキ用として販売するという。

 出発式では、食肉約300キロを積み込んだトラックを関係者約50人が拍手で見送った。初出荷を手掛けた食肉卸・小売り「銀閣寺大西」(左京区)の大西雷三社長は「京都の食肉生産の発展につなげたい」と話した。

 同市場は昨年3月に建て替え工事が完了し、最新の食肉加工設備が稼働し、同11月にタイとマカオから牛肉輸出施設としての認定を受けた。今後もアジア各国やアメリカ、EUでの認証取得を目指す。2022年までに年間3億円の和牛輸出を目標に掲げる。

 建て替え前は、衛生や処理の国際基準を満たしていなかったため、府内産牛肉も近隣府県の市場から輸出する必要があった。