今年も授与される大津祭の厄除けちまき(大津市中央1丁目・大津祭曳山展示館)

今年も授与される大津祭の厄除けちまき(大津市中央1丁目・大津祭曳山展示館)

 大津祭の曳山(ひきやま)巡行時のちまき投げなどで授与される厄除けちまき。しかし今年は新型コロナウイルス禍を受け曳山巡行が中止になった。「毎年楽しみにしている人に届けたい」との思いから、複数の曳山町などが例年にない店舗の店頭や観光案内所などでの有償授与を試みる。

 厄除けちまきは、大津市内の中心市街地一帯で行われる曳山巡行時のほか、前日の宵宮行事や大津祭曳山展示館(中央1丁目)などで授与される。大津祭曳山連盟によると、今年は巡行中止が決まって以降、授与についての問い合わせが増えているという。

 ちまきを授与するかどうかは各曳山町が判断することになっており、月宮殿山(上京町)は、初めて曳山責任者の栢口智司さん(56)が営む「鶴里堂」(京町1丁目)の店頭での有償授与を決めた。28日から曳山巡行日だった10月11日の間の営業日に授与する。西行桜狸山(鍛冶屋町)と神功皇后山(猟師町)も10、11の両日にそれぞれ有償授与を予定している。

 このほか、大津祭曳山展示館が初めて大津駅観光案内所に有償授与の協力を願い出た。同館と同案内所はともに28日から、13基の曳山と大津祭曳山連盟のちまき計14種を用意する。同館は10月末まで、同案内所は10月11日までを予定。

 一方で、「ちまきの授与は曳山巡行とそろって行いたい」(西宮蛭子山の白玉町)などの思いから、町内での授与を断念した曳山町もある。

 同連盟の山口啓治事務局長(62)は「できるだけ例年に近い形で幅広くちまきが届いてほしい」と話している。ちまき授与の場所や日程は同連盟のホームページから確認できる。