日本海で初めて捕獲されたマダラギンポ(京都府宮津市上司・海洋高)

日本海で初めて捕獲されたマダラギンポ(京都府宮津市上司・海洋高)

 東南アジアや南日本に分布する魚「マダラギンポ」の日本海で初めてとなる捕獲に海洋高(京都府宮津市上司)が成功した。生徒たちは16日に同高で開いた研究会で披露し「分布が北上していることなど生態系の変化などを調べていきたい」と話している。

 同高によると、マダラギンポは日本では伊豆大島や高知県などで確認されている。同高では3年前に2個体を丹後の海で発見したが、2007年に正式発表された魚であるため情報が少なく、マダラギンポと特定できなかった。

 今回の個体は1月23日に宮津市・栗田湾でのイワガキ養殖の実習中に泥の中から発見。マダラギンポの研究者である宮崎大の村瀬敦宣助教に連絡し日本海で初めての捕獲であることを確認した。

 研究会では、マリンバイオ部の生徒たちが全長が2・1センチと計測し、生態や胸びれの特徴を調べた。今後は論文を執筆し学会での発表も検討する。2年吉田楓太さん(17)は「捕獲だけでなく、熱帯性の生物の分布状況の変化など研究の第一歩にしていきたい」と話した。