行司に抱えられ、「初土俵入」する赤ちゃん(京都府宮津市宮町・山王宮日吉神社)

行司に抱えられ、「初土俵入」する赤ちゃん(京都府宮津市宮町・山王宮日吉神社)

 赤ちゃんの健やかな成長を願う神事「赤ちゃん初土俵入」が京都府宮津市宮町の山王宮日吉神社で営まれた。境内に鮮やかな化粧まわしを着け、行司に抱えられて相撲を取る赤ちゃんの泣き声が響き、参拝者の顔も和んでいた。
 赤ちゃんが見えない神様と相撲を取る神事で、江戸時代中期から続いている。尻に神聖な土俵の土が付くことで健康を授かるとされている。
 地元や京阪神から270人が参加した。行司に抱えられた赤ちゃんは一度は神様を土俵際へ追い込むが、押し戻されて尻もち。愛らしい姿を見せた。
 公務員德田光樹さん(31)と会社員恵さん(33)は、長男の陽向ちゃん(0)を連れて奈良市から訪れた。恵さんは宮津市出身で「子どもが生まれたら土俵入りさせたかった」という。2人は「早産で、産まれた時は小さかった。その分大きく、健康に育ってくれれば」と願っていた。