舞鶴引き揚げの日をPRする市役所の展示(舞鶴市北吸)

舞鶴引き揚げの日をPRする市役所の展示(舞鶴市北吸)

 京都府舞鶴市はこのほど、同市が定めた「舞鶴引き揚げの日」(10月7日)の市民認知度を62%と発表した。引き揚げ給食の提供や引き揚げの日のセレモニーなどでさらに認知度を高め、シベリア抑留などからの引き揚げの歴史を、まちぐるみで次世代に伝えていく。

 引き揚げの日は1945年10月7日に最初の引揚船が舞鶴港に入港したことにちなむ。2018年に引き揚げの日を定めた条例が制定され、市はポスターなどで市民認知度を向上させる取り組みを行ってきた。昨年度の市民認知度は33%だったが、9月に600人を対象に行ったアンケートで371人が「知っている」と回答した。

 認知度100%達成に向け、市は10月、同市平にあった舞鶴引揚援護局で引き揚げ者に出された食事を再現し、市内の小中学校給食で提供予定。メニューはアジの天ぷらやカレー汁など。7日にはセレモニーを舞鶴引揚記念館で行い、市民らに折ってもらった折り鶴アートをお披露目する。多々見良三市長は「市民に引き揚げの日が浸透してきた。引き揚げの資料がそろっているのはこのまちだけ。抑留の史実を伝えていきたい」と話した。