トビイロウンカ被害の「坪枯れ」により、方々で稲穂が枯れた水田(京都府亀岡市河原林町)

トビイロウンカ被害の「坪枯れ」により、方々で稲穂が枯れた水田(京都府亀岡市河原林町)

羽の長いトビイロウンカの成虫より繁殖力が強い、羽の短い成虫。体の小さいのは幼虫

羽の長いトビイロウンカの成虫より繁殖力が強い、羽の短い成虫。体の小さいのは幼虫

 イネの害虫「トビイロウンカ」が33年ぶりとなる警報級で増加している。京都府南丹農業改良普及センター(南丹市)によると、南丹地域では亀岡市を中心に被害が広がり、収穫前の稲穂が枯れて円形に倒れる「坪枯れ」が目立ち始めたといい、農家は対応に追われている。

 亀岡市河原林町のある水田では、直径3メートルほどの坪枯れに加え、直径30~40メートルほどにまで被害が拡大したエリアも複数生じた。

 府病害虫防除所(亀岡市)によると、ウンカはイネの根元に付いて樹液を吸い、枯らす。今年は府内全域で8月初旬に確認し、山城、南丹地域で増加。府は9月10日に警報を発令した。

 特にこれから収穫を迎えるなかてやおくての被害が警戒される。農薬散布できるのは収穫の2週間前までなので、同防除所は「10月後半に収穫するおくて以外は、被害の拡大を防ぐため、早期に収穫してほしい」としている。