「昭和のきもの愛好会」が保存する昭和30~50年代に流行した着物(京都市東山区)

「昭和のきもの愛好会」が保存する昭和30~50年代に流行した着物(京都市東山区)

 NPO法人「京都古布保存会」(京都府宇治市)は、昭和の着物を研究し、技を次代につなぐための市民団体「昭和きもの愛好会」を設立する。24日午前11時半から、京都市東山区円山町の長楽館で設立記念講演会を行う。

 1964年の東京五輪開催後に着物ブームが到来。強く撚(よ)りをかけた糸で織った布地にラメ糸を織り込んだ「マジョリカお召(めし)」やろうけつ染めなど、幅広い世代に流行した多様な着物は、当時の高い技術に支えられていたものも少なくない、という。

 現在では「たんすの肥やし」になっている着物も少なくないことから、積極的に活用し技術についての理解も深めようと、愛好会を設立した。

 記念講演会では、「第2次世界大戦後の昭和きもののテイストと歴史」として「BEAUTY ARTS KOBE日本高等美容専門学校」講師の里見美代子さんが講演する。

 愛好会会長に就く松前章子さんは「高度経済成長期の着物ブームを支えた技術者は高齢化しており、次世代に技をつなぐためにも今のうちに話を聞くなどの取り組みを始めたい」としている。

 当日は参加費3千円。申し込みは、松前さん090(3168)3497=午前9時~午後5時。20日締め切りで先着40人。