台風19号の強風で崩れたとみられる彦根城の内堀の石垣(滋賀県彦根市金亀町)

台風19号の強風で崩れたとみられる彦根城の内堀の石垣(滋賀県彦根市金亀町)

 滋賀県教育委員会は15日、台風19号の影響で、特別史跡の彦根城跡(滋賀県彦根市)、日吉大社(大津市)など、県内6市町の社寺などで8件の被害があった、と発表した。

 内訳は、特別史跡のほか、重要文化財2件、国の登録文化財1件、重要伝統的建造物群2件、県指定建造物2件。

 彦根城では13日朝、城北西部の内堀沿いの石垣が幅2・5メートル、高さ1・6メートルにわたって崩れているのを、市職員が発見した。崩落部に立つ木が強風であおられ、根元の土が崩れたのが原因とみており、市文化財課は「建物に影響はなかったが、台風の被害が毎年続いている。修復の方法は今後検討する」としている。

 日吉大社では、摂社樹下神社本殿(重要文化財)の漆喰(しっくい)壁が横1・8メートル、縦1メートルにわたって剥落(はくらく)。同大社の楠本洋祐権禰宜(40)は「参拝時の安全に問題ない。後日、専門家に確認してもらい、危険な場所があれば早急に対応する」としている。