天体望遠鏡を使って撮影に成功した火星=提供写真

天体望遠鏡を使って撮影に成功した火星=提供写真

 地球に接近中の火星を、京都府向日市天文館の嘱託職員井本彰さん(63)が撮影した。秋の夜空でひときわ明るく輝く姿が、生命活動への想像をかきたてる。

 火星は、太陽系の惑星の一つで、地球のすぐ外側の軌道を公転する。約2年2カ月ごとに地球との接近を繰り返し、今年は10月6日に最も近づく。かつては表面に大量の水があったことも確実視されており、生命の存在の可能性を巡って議論が続いている。

 井本さんは9月22日午前2時ごろ、ほぼ頭上に位置する火星を、大山崎町の自宅から天体望遠鏡に特殊なカメラをセットして撮影した。マイナス2等星以上の明るさで赤く輝いており、「午後9時ごろからは肉眼でもはっきりと見える。コロナ禍で気もめいりがちだが、美しい星空を眺めてリラックスしてみては」と話している。