通行止めとなったクレインブリッジ。手前の橋脚部に設置された部品が損傷した(京都府舞鶴市平)

通行止めとなったクレインブリッジ。手前の橋脚部に設置された部品が損傷した(京都府舞鶴市平)

損傷した橋脚部の支承。破断したローラーは取り除かれている(舞鶴市提供)

損傷した橋脚部の支承。破断したローラーは取り除かれている(舞鶴市提供)

 京都府舞鶴市は29日、舞鶴湾をまたいで同市東地区と大浦半島の西大浦地区を結ぶ斜張橋「舞鶴クレインブリッジ」の橋脚部の部品に損傷が見つかったため、同橋を同日午後4時から当面、通行止めにすると発表した。10月中旬に専門家や有識者を交えた会議を開き、損傷原因や対策工法を検討し、改修工事を行う。

 損傷したのは、道路部分の荷重を橋脚部に伝達する部材「支承(ししょう)」を構成するステンレス合金製の部品のローラー(長さ約60センチ、直径10センチ、重さ50キロ)で、路面の温度変化に伴う変形や地震の影響を軽減する役割がある。

 市によると、昨年12月と今年3月の点検時に異常はなかったが、今月23日の点検で、大浦半島側の橋脚に取り付けられた支承のローラー計4個のうち、3個が破断しているのを発見した。市は25日に応急工事を実施。大型車の通行を止めた。現在はウェブカメラで監視している。

 市は「橋全体に大きな影響が直ちに発生することは考えにくいが特異な事例でもあり、安全に通行できるよう対策する」としている。

 同橋は橋長735メートルで、関西電力が舞鶴発電所建設工事用道路として建設した。1999年に市に移管され、西大浦地区の一部約230世帯が利用している。市は迂回(うかい)路の通行を呼び掛けている。