スマートフォンを手にゲームの練習に励む洛陽総合高eスポーツ部のメンバーら(京都市中京区・同高)

スマートフォンを手にゲームの練習に励む洛陽総合高eスポーツ部のメンバーら(京都市中京区・同高)

 ゲームの腕前を競う「eスポーツ」が京都府内の高校で広がっている。少なくとも6校で部活動や同好会が設立され、9月には京都府内の高校eスポーツ部を対象にした初の大会が開催された。競技人口が急速に伸びているeスポーツが、京都の高校生の間でも存在感を放ちつつある。

 8月、洛陽総合高(京都市中京区)でeスポーツ部のメンバーが黙々と「練習」に励んでいた。同校では2018年に同好会が設立され、今年4月に部に昇格した。現在は1~3年の15人が在籍し、平日4日と土曜に活動している。

 練習しているゲームタイトルは、孤島で装備や車両を駆使して生き抜くバトルロワイヤル形式の「PUBG MOBILE」や、世界大会の種目にもなっている「リーグ・オブ・レジェンド」など。18年度に始まった全国高校eスポーツ選手権での上位入賞が目標で、2年の栩(とう)野宏哉部長(17)は「eスポーツは家でも気軽にできる。勝つにはチームワークが大事で、コミュニケーション能力も鍛えられる」と魅力を語る。

 京都府や府教育委員会によると、正確な把握はできていないが、洛陽総合高、大江高(福知山市)、京都廣学館高(精華町)、京都翔英高(宇治市)、京都両洋高(中京区)、京都聖カタリナ高(南丹市)の6校でeスポーツ部か同好会が立ち上がっている。いずれもここ1、2年ほどに設立されたという。

 このうち5校は、9月5日にオンラインで開催された府大会「QUATTRO CUP」(一般社団法人ミラクルファンディング主催)に参戦。種目はPUBG MOBILEで、参加チームは4人一組となり最後の1組を目指して熱戦を繰り広げた。結果は大江高が3戦3勝で、初代チャンピオンに輝いた。

 ただ学校は教育活動の場だけに、遊びの一環として発展してきたゲームへの抵抗感は根強い。大江高eスポーツ同好会の顧問小西正樹教諭は「生徒たちが勉強や日常生活もきちっとしている姿を見せれば見る目も変わるはず」と前を見据える。