織田信長の甲冑など時代祭の衣装を見ることができる展示(京都市下京区・大丸京都店)

織田信長の甲冑など時代祭の衣装を見ることができる展示(京都市下京区・大丸京都店)

 京都三大祭の一つ「時代祭」の装束展示が、京都市下京区の大丸京都店1階エントランスホールで開かれている。甲冑(かっちゅう)や十二単(ひとえ)、扇や刀など、実際に行列で使われているきらびやかな衣装や祭具約20点が展示され、買い物客らが見入っていた。


 新型コロナウイルスの影響で時代祭の行列が中止されたため、少しでも祭りに触れてもらおうと、大丸が企画し、祭りを主催する平安講社から借り受けた。


 等身大の衣装が展示されたのは、行列の先頭を行く維新勤王隊と織田信長、楠木正成、清少納言の4点。丁寧にしつらえられた細部を間近で見ることができ、かぶとの小さな傷まで分かる。3年前に新調されたばかりの十二単は色の重なり方や裳(も)に描かれた絵柄も鮮やか。坂上田村麻呂のすね当てや脇刀、和宮が持つ扇などもあり、多くの人が興味深そうに見ていた。


 買い物途中の会社員(53)=山科区=は「休みが合えば行列を見に行っていたので中止を残念に思っていた。いつもは遠くからしか見られないのでよかった」と話していた。
 13日まで。無料。