家庭では使わない教材を入れた手提げ袋。子どもたちの負担軽減を目指す(京都府向日市・第4向陽小)

家庭では使わない教材を入れた手提げ袋。子どもたちの負担軽減を目指す(京都府向日市・第4向陽小)

 新型コロナウイルスへの対策が子どもたちにも求められる中、京都府向日市教委は、教科書などを学校に置いたまま下校する「置き勉」について、容認する方針を打ち出している。マスクなどをつけて登下校する児童の体調に配慮し、負担を少しでも軽減する。

 文部科学省は、登下校時の荷物の量や重さを配慮するように、全国の教育委員会に2018年に通知を出している。市教委でも校長会と検討を重ねてきた。新型コロナ感染拡大による休校で授業数が減少しており、家庭学習の必要性も考慮したが、熱中症などの体調面を重視。各学校で2学期から「置き勉」を認める方針を伝えている。特に低学年には積極的に置いて帰るように呼び掛けているという。

 第4向陽小(同市寺戸町)では、自習や宿題では使わない教科書やノートを、児童たちが持参した手提げ袋に入れて教室に残したまま下校している。登下校時に、児童が息苦しさを感じた時には一定の距離を確保した上でマスクを外すことも認めているが、着用している子も多いという。

 6年生の女子児童(11)=同=は「マスクをして帰っているとしんどくなる時がある。荷物が軽くなれば少しでも楽になるし、うれしいです」と笑顔を見せる。毎日の荷物は3分の1程度減ったという。

 市教委は「一人一人の状況に応じた対応が図れるように、今後も校長会と協議していきたい」としている。