犬飼川に設置したダストフェンスから漂着ごみを取り出す調査(亀岡市大井町)

犬飼川に設置したダストフェンスから漂着ごみを取り出す調査(亀岡市大井町)

 保津川(桂川)に流れ込むごみの実態を把握するため、京都府亀岡市は市内の五つの河川にフェンスを設置し、モニタリング調査を実施している。ごみをせき止めて回収するとともに、8月に施行したポイ捨て等禁止条例など、市の施策による抑止効果を確かめる。

 市はこれまで、用水路などから保津川に生活ごみが流れ出ている状況を市民に訴えてきたが、実際にデータを収集したことはなかったため、調査に乗り出した。

 対象に選んだのは主に市街地を流れる保津川の支流で、千々川、犬飼川、年谷川、西川、雑水川の5河川。ナイロンの網に浮きと鎖を取り付けてごみをキャッチする仕組みのダストフェンスを、それぞれに1カ所ずつ設置した。

 市環境政策課が8月に試行したところ、ペットボトルやマスク、たばこの吸い殻が目立った。ごみを中に入れてくくった状態のレジ袋もあったという。

 9月からはNPO法人「プロジェクト保津川」に事業を委託。メンバーが週に1回のペースで川に出向き、フェンスにたまったごみの回収と分類を行っている。地元にある京都先端科学大バイオ環境学部の学生も研究で同行している。

 細かな種類分けや個数をまとめた調査結果は今後、1カ月ごとに市のホームページで公開する。来年1月に施行される予定のプラスチック製レジ袋提供禁止条例の効果を検証する狙いもあり、同課は「調査を継続し、川ごみの傾向をデータとして捉えたい」としている。