【資料写真】京都丹後鉄道の車両(2018年、西舞鶴駅)

【資料写真】京都丹後鉄道の車両(2018年、西舞鶴駅)

 京都府宮津市の京都丹後鉄道宮舞線で4日夜、列車が緊急停車した後でブレーキが利かずに動きだすトラブルが発生し、国の運輸安全委員会は5日、事故につながる恐れがあったとして重大インシデントに認定した。鉄道事故調査官2人を現地に派遣し、調査している。

 列車は1両編成のワンマン運転。4日午後9時5分ごろ、西舞鶴発豊岡行き普通列車の運転士が丹後由良-栗田間で異常音を感じたため、非常ブレーキをかけて栗田駅の約1・2キロ手前にある下り坂の本線上(宮津市脇)に停車させた。点検のため降車しようとしたところ車両が動きだし、ブレーキをかけたが制御できず栗田駅を通過、約242メートル行き過ぎて停車した。乗客と乗員計5人にけがはなかった。

 丹鉄を運行するウィラートレインズは5日、ブレーキシリンダーの付け根部分に破損があり、ブレーキをかけるのに必要な空気が漏れる状態だったと発表した。