氷室冴子さんの友人やコバルト文庫の編集者らに取材し、パネル展を企画した櫻田さん(京都市中京区・市中央図書館)[LF]

氷室冴子さんの友人やコバルト文庫の編集者らに取材し、パネル展を企画した櫻田さん(京都市中京区・市中央図書館)[LF]

 「なんて素敵にジャパネスク」などの著作で知られ、集英社コバルト文庫の看板作家として活躍した故氷室冴子さんを紹介するパネル展を、同志社大院生が京都市中央図書館(中京区)で企画した。氷室さんの友人や現役小説家に独自取材し、作品の魅力や明るい人柄を伝えている。

 企画したのは、図書館サービスを学ぶ院生櫻田実季さん(24)。氷室さんに影響を受けた作家の谷瑞恵さんや澤田瞳子さん、集英社の編集者らに、昨年からインタビューや書面取材を重ねてきた。

 展示では、各人が氷室作品を読み始めた理由や受けた影響を4枚のパネルで伝えたほか、図書館所蔵の著作も並べた。

 櫻田さん自身はストーリーの面白さや、知識がなくても古典を楽しめる点にひかれたといい、「没後10年が過ぎ、若い世代が氷室さんを知る機会が少なくなっている。展示をきっかけに読んでもらえたら」と話す。

 3月14日まで。閲覧は図書館の開館時間内。無料。