淀藩の藩校が旧幕府軍の本陣となったことなどを紹介する紙芝居(京都市伏見区・横大路小)

淀藩の藩校が旧幕府軍の本陣となったことなどを紹介する紙芝居(京都市伏見区・横大路小)

砲弾が飛来したエピソードを紹介し、レプリカを示す松井住職

砲弾が飛来したエピソードを紹介し、レプリカを示す松井住職

 明治150年を記念し、京都市伏見区の住民グループ「淀みず車の会」が、新たな紙芝居「戊辰(ぼしん)戦争 鳥羽・伏見・淀の戦い」を作った。地元の横大路小の子どもたちに18日に披露し、身近な場所で起こった歴史的な戦を親しみやすいイラストと語りで説明した。

 淀地域の住民らによる同会は地域の歴史や文化を題材に、これまでに10作の紙芝居を作製してきた。

 今回は日本史の転換点になった戊辰戦争の初戦、鳥羽伏見の戦いを時系列で紹介。徳川慶喜が小御所会議での決定を受けて鳥羽街道から淀を経て大坂に向かった場面や、旧幕府軍が酒樽で陣地を築き薩摩藩と会津藩が激しくぶつかった「富の森の戦い」など淀地域での出来事を中心に取り上げた。

 このほか旧幕府軍が放ったフランス製の砲弾が誤って地元の妙教寺に飛来し、壁や柱に穴が開いたエピソードなど載せている。

 この日は会の4人が同小を訪れ、6年生30人に紙芝居を聞かせた。会メンバーでもある妙教寺の松井遠妙住職が砲弾のレプリカを見せながら「本物は重さが4キロもあり、『犬猫が驚いて走り去った』との記録が残っている」などと説明すると、子どもたちは興味深そうに耳を傾けていた。桃辻かやさん(12)は「教科書に載っていないこともたくさんあり、歴史を身近に感じられた」と話していた。