京都市認定通訳ガイドの解説を聞く外国人入場客たち(京都市中京区・京都国際マンガミュージアム)

京都市認定通訳ガイドの解説を聞く外国人入場客たち(京都市中京区・京都国際マンガミュージアム)

 京都市中京区の京都国際マンガミュージアムは18日、英語のガイドツアーを実施した。来年の東京五輪や9月の国際博物館会議(ICOM)京都大会を機に見込まれる外国人入場客の増加に対応する狙いがある。試験実施という位置づけで、参加者へのアンケートを基に改善点を検討し、本格実施を目指す。

 市新産業振興室によると、市内の観光施設では文字による多言語表示は普及しつつあるが、話し言葉で外国人向けに解説を行う施設は二条城(中京区)など一部にとどまる。外国人観光客の満足度向上を図る上で課題になっているという。

 ガイドツアーの試験実施はこの日を皮切りに、3月1日までの10日間、各日とも2回行う。この日午後0時半から行われたツアーには同館を訪れた外国人14人が参加し、相田野詠さん(37)ら市認定通訳ガイド3人が約45分かけて館内を案内した。相田さんは施設の概要や漫画の歴史を紹介した後、似顔絵コーナーや、175人の漫画家が描いた舞妓のイラストや漫画家の石こう手型などの常設展、開催中の企画展「ギガタウン イン テラタウン」の会場に引率し、英語で見どころを解説した。

 カナダ人のロス・マクレインさん(37)は「前回来館した時は英語の解説がなく、今日初めて分かったことも多かった。ガイドの方が『私が子どもの頃は漫画は読んじゃだめと言われた』と語っていたのが興味深かった」と話していた