原子力発電に掛かる費用の内訳について説明する大島教授(宮津市浜町、市福祉・教育総合プラザ)

原子力発電に掛かる費用の内訳について説明する大島教授(宮津市浜町、市福祉・教育総合プラザ)

 原子力発電のコストについて考える講演会がこのほど、京都府宮津市浜町の市福祉・教育総合プラザであった。龍谷大の大島堅一教授が発電や安全対策などに掛かる経費を説明し「原発のコストは高く、費用は国民に転嫁されている」と強調した。

 大島教授は原発の建設費や燃料費などを足した「発電コスト」と、事故対応費などを含めた「社会的費用」の合算が原発全体のコストになると解説。福島第1原発事故で東京電力が支払っている賠償金の一部は国民の税金や電気料金から賄っている仕組みや、原発再稼働と廃止にした場合の電気料金は差がないという試算を紹介し「原発ゼロにするか維持していくのか。エネルギー政策は転換点にある」と訴えた。

 講演会は「原発なしで暮らしたい宮津の会」などでつくる実行委員会が催し、約70人が参加した。