男女両方の視点に立った避難所運営が必要だと訴えた講演(亀岡市内丸町・市総合福祉センター)

男女両方の視点に立った避難所運営が必要だと訴えた講演(亀岡市内丸町・市総合福祉センター)

 ジェンダーに配慮した防災や避難所での過ごし方を学ぶセミナーが、京都府亀岡市内丸町の市総合福祉センターであった。「避難所運営には男女両方の視点が必要」との訴えに、市内外から集まった110人が聞き入った。

 男女共同参画社会を目指す団体「ステップあけぼの」と府が主催。関西学院大災害復興制度研究所の斉藤容子主任研究員を講師に招いた。

 斉藤さんは、1995年の阪神・淡路大震災について「着替えや授乳の場所がないなど、初めて女性の視点の欠如が語られた」と説明。近年の災害でも同じ状況が繰り返され、例えば避難所で10代の女性は運営にあたる男性から支援物資の生理用品を受け取りにくい想定を報告し、「『そんなこと』と思う人もいるかもしれないが、基準は一人一人違う」と強調した。

 また、一般的な防災の講演会では話題になりづらい避難所での性暴力の実態や、防災会議委員における女性の割合の低さについても言及。「さまざまな被災者がいて、避難所から避難しないといけない状況もある」と警鐘を鳴らした。