京都シネマの内部

京都シネマの内部

 京都を代表するアート系映画館・京都シネマ(京都市下京区)を運営する如月社(同)が19日、京都地裁から再生計画の認可を受けた。ミニシアター・出町座(上京区)などを運営するシマフィルム(舞鶴市)の資金支援と出資を受け、営業を継続する。

 京都シネマは烏丸通四条の複合ビル「COCON烏丸」内に2004年に開館。3スクリーン(計254席)を備え、最盛期には年間20万人超が来場したが、市内でシネコンの開業が相次いだ影響などで収益が悪化。昨年7月に民事再生法の適用を申請した。

 再生計画では、シマフィルムが株式を引き受け、今年4月ごろまでに債権者への一括弁済を進め、再生手続きを終える。従来の1日5回上映を6回に増やすなど、増収策も進める。

 延期していた京都シネマ会員の更新や新規募集も始めるという。川辺紀子支配人は「今までのお客さんを大切にするとともに、若い人に存在を知ってもらえるよう工夫したい」と話す。

 支援にあたるシマフィルムは、建設・農業機械の販売・レンタルを手掛ける志摩機械(舞鶴市)の関連会社。映画好きの志摩敏樹代表を中心に、「ニワトリはハダシだ」などの映画を作る一方、映画館の福知山シネマ(福知山市)や舞鶴八千代館(舞鶴市)も経営。京都市内でも一昨年末に出町座を開場した。

 志摩代表は「まちの映画館で映画を見る面白さを伝えたくて、支援を引き受けた。出町座とも、それぞれの個性を生かして、京都の映画文化を盛り上げたい」と語る。