ひまわりのブルーベリーカップケーキ

<写真に撮りたいスイーツレシピ 「オルディネール」主宰 佐藤綾>

 夏らしくブルーベリーを入れたカップケーキにココアで着色したクリームは好相性。朝食やおやつにカップケーキだけを焼いてそのままいただくのもお勧めです。クリームを絞った状態での冷凍もできるので、暑い時期は冷凍での配送や持ち歩きが良いでしょう。
 私がフラワーケーキを知ったのは3年前、海外の会員制交流サイト(SNS)からでした。リアルなお花が載ったエレガントなケーキはとても衝撃的で、1カ月後には本場韓国でフラワーケーキコースを修了して帰国していました。
 ただ、習ってきた通りではデザインや色使いに納得できず、毎晩子供たちが寝てから自分なりのケーキを模索する日々が始まりました。今では長くフランス菓子に携わってきた経験も生かし、美味(おい)しくて自分らしいフラワーケーキを作ることができるようになったと思っています。


【材料】=6個分

▽ケーキ生地=無塩バター80グラム、砂糖80グラム、塩少々、全卵68グラム、薄力粉80グラム、ベーキングパウダーひとつまみ、バニラペースト(バニラエッセンスでも可)少々、冷凍ブルーベリー36粒
▽シロップ=砂糖5グラム、水20グラム
▽クリーム=無塩バター225グラム、グラニュー糖95グラム、卵白70グラム、バニラエクストラクト(バニラエッセンスでも可)少々、食用色素(レモンイエロー、グリーン、ココア)適量

【作り方】

(1)オーブンを220度に予熱する。ボウルに軟らかくした無塩バターを入れてハンドミキサーでほぐす。砂糖を3回に分け入れ、その都度約1分泡立てふわっとさせ、バニラペーストも加える。ほぐした全卵を4~5回に分け入れ、泡立てて滑らかなクリーム状にする。
(2)粉類をふるい、ひとつかみ分残して加え、手早く混ぜた後、さらに30回程度艶が出るまでよく混ぜる。冷凍ブルーベリーに残しておいた粉をまぶして入れ、ざっと混ぜる。
(3)カップケーキ型にグラシンケースを敷いて生地を均等に入れ、200度のオーブンで15~18分焼く。
(4)砂糖と水を沸かして作ったシロップをカップケーキが熱いうちにはけでさっと塗り、完全に冷ます。
(5)ボウルに卵白とグラニュー糖を入れて湯煎し、ハンドミキサーで混ぜながら50度前後まで温まったら、そのまま混ぜながら保冷剤や氷水にあて、鳥のくちばし状(30度未満)になるまで冷ます。
(6)室温で軟らかくしたバターをボウルに少しずつ入れ、混ぜる。バターの塊がなくなったら約5分、滑らかになるまでかき混ぜる。
(7)クリームをそれぞれ着色する。黄色のクリームを#352の口金に入れてカップケーキの周囲に3周花びらの形に絞り、中心はグリーンと茶色をコルネ型で絞る。

【ポイント】

 子供の頃の帰省や夏休みの記憶からか、夏の終わりはいつも名残惜しいような寂しい気分になります。今回はそんな夏の終わりをイメージしてみました。
 ヒマワリは力強く夏をイメージさせる花ですが、ノスタルジックな木目柄のクロスの余白を多くすることで主役をすっきりと引き立たせています。水が入ったグラスを置くのも涼やかな雰囲気を出すのに簡単で効果的。白い生花も爽やかさをプラスします。


◆佐藤綾 さとう・あや 英国留学やドイツ系IT企業勤務を経て、かねて興味を持っていた製菓の専門学校で学ぶ。2007年から京都市でお菓子教室「Ordinaire」を主宰。インスタグラムはORDINAIRE_AYA