秋桜のコーヒーナッツカップケーキ

<写真に撮りたいスイーツレシピ 「オルディネール」主宰 佐藤綾>

 秋風にそよぐ姿がとても可愛(かわい)らしい秋桜(コスモス)。今回はそんなコスモスの実物を見ながらグラデーションを加えてお花絞りをしてみました。
 土台の生地はコーヒーとクルミの香ばしい風味で秋らしく、またラム酒が香る生地はバタークリームにもとても良く合うと思います。このレシピではクリームを少しふわふわに仕上げて軽い口当たりにしています。
 手の熱でクリームがだれやすい場合、少し硬めにはなりますがバターはできるだけ冷たい状態で加えるのが良いでしょう。冷たいバターを加えると途中で分離した状態になりますが、必ず乳化してつながるまで、よく混ぜるのがポイントです。
 コーヒーの量を半分にすればお子さま向けにもできますし、透明のケースなどに入れてラッピングするのもお勧めです。


【材料】=6個分

▽カップケーキ生地=無塩バター80グラム、砂糖60グラム、きび砂糖20グラム、全卵68グラム、薄力粉80グラム、ベーキングパウダー小さじ1/4、塩ひとつまみ、インスタントコーヒー小さじ2、熱湯小さじ1、クルミ(160度のオーブンで10分いり、5ミリ角に手で砕く)30グラム
▽シロップ=砂糖5グラム、ラム酒5グラム、水15グラム
▽クリーム=無塩バター225グラム、砂糖95グラム、卵白70グラム、バニラエクストラクト(バニラエッセンスでも可)少々、食用色素(レモンイエロー、グリーン、ココア、ローズ、ロイヤルブルー)適量


【作り方】

(1)ボウルに軟らかくした無塩バターを入れハンドミキサーでほぐす。砂糖類を3回に分け入れ、約1分ずつ泡立て、ほぐした全卵を4~5回分け入れ滑らかにする。
(2)薄力粉とベーキングパウダーと塩を一緒にふるい入れ、粉けがなくなるまで合わせる。
(3)熱湯で溶かしたコーヒーと砕いたクルミを入れ、ゴムベラで約20回艶が出るまで混ぜる。
(4)カップケーキ型にグラシンケースを敷いて生地を均等に流し、200度のオーブンで15~18分焼く。
(5)砂糖と水を沸かして作ったシロップをカップケーキが熱いうちにはけでさっと塗り、完全に冷ます。
(6)ボウルに卵白と砂糖を入れて湯煎し、ハンドミキサーで混ぜながら50度前後まで温めた後、混ぜながら保冷剤や氷水にあて鳥の口ばし状(30℃未満)になるまで冷ます。
(7)室温で軟らかくしたバターをボウルに少しずつ入れ、混ぜる。バターの塊がなくなったら約5分、滑らかになるまでかき混ぜる。
(8)クリームを着色する。ピンクのクリームを口金#104に入れケーキに1周フリルをつけ花びら形に、中心は黄色と茶色をコルネで、最後にグリーンを#352で葉を絞る。


【ポイント】

 今回の構図も対角線構図のアレンジです。洋書の上にプレートを置く事で日常を切り取った雰囲気を出す事ができ、ポイントに置いたコーヒーのカップからは“今から食べようとしている”ストーリー性も感じてもらうことができます。
 今回はコスモスという可愛らしいお花だったので、ケーキプレートやベースはグレー系で統一し、シックにしました。プレートは白以外にグレーもあるとケーキが違う表情に見えます。


◆佐藤綾 さとう・あや 英国留学やドイツ系IT企業勤務を経て、かねて興味を持っていた製菓の専門学校で学ぶ。2007年から京都市でお菓子教室「Ordinaire」を主宰。インスタグラムはORDINAIRE_AYA