住民から北陸新幹線の必要性や現地調査などについて多くの質問が飛び交った説明会(京都市右京区京北・旧京北第二小)

住民から北陸新幹線の必要性や現地調査などについて多くの質問が飛び交った説明会(京都市右京区京北・旧京北第二小)

 北陸新幹線(敦賀―新大阪間)整備に伴う環境影響評価(アセスメント)の現地調査に関する説明会を、鉄道建設・運輸施設整備支援機構が7日夜、京都市右京区京北で開いた。京北では初の説明会で、工事の影響や新幹線の必要性について質問が相次いだ。


 本格的に京北で現地調査を始める前に、同機構が開催。地元からの要望で、現地調査の概要説明のほか、昨年12月に同区の別会場で開かれた「環境影響評価方法書」の説明会のスライドを自動音声付きで流した。

 質疑応答で「ルートも幅があってイメージできない。残土を運ぶ大量のダンプカーが何年も近くを通るのか」という質問に、同機構は「準備書の公表段階でルートを含め説明をする」と回答。「調査結果によって中止を含めた代替案はないのか」「京北に新幹線を通すメリットがあるのか」「100年後の京北を考えているのか」など厳しい意見も飛び交った。

 新型コロナウイルス対策で、旧京北第一、旧京北第二、旧京北第三小で分散開催。旧京北第二小で同機構の職員が説明し、他の会場に映像と音声を届けた。だが、機器の不備や資料の準備不足などで「もう一度説明会を開いてほしい」と要求する場面もあり、同機構側は再度設ける方針を示した。

 自治会長の男性(68)は「煮え切らない回答で住民から理解を得られなかったのでは」と釈然としない様子だった。同機構は「不備があったことは申し訳ない。きちんとした説明を通じて理解を得ていくためのスタートだと思っている」とした。