新型コロナウイルスの影響で、応募点数もじわりじわりと減りつつあります。応募された皆さんの作品からは、コロナ禍での苦労が感じ取れるようです。報道の現場にいる私たちも感染対策を万全にして取材に臨む日々です。みなさんも感染防止に心がけて撮影を続けてください。

 最優秀賞は、田中雅之さんの「盛夏の湖畔」を選びました。過去の夏の思い出がよみがえってくるような情緒感にあふれた作品です。優秀賞は、蒸気機関車のディテールをクローズアップした田中はるおさんの「老兵の輝き」です。斬新な視点に感心しました。西さんの「幸せ満開」は、見ているだけで家族愛が伝わってくる晴れやかな写真です。

 佳作では、塩見さんの「わきたつ入道雲」が秀逸でした。京都タワーを前景に取り入れることで雲の大きさを際立たせる工夫が光ります。松村さんの「喉かわいたよ」は、見る人の心がふっと緩むほほ笑ましいスナップショットです。(写真部長 奥村清人)

最優秀賞 「盛夏の湖畔」(長浜市) 田中 雅之

デジカメ、24~240ミリ、F9、500分の1秒、ISO100

【評】きらめく湖面と大きく枝葉を広げた木と人々のシルエットが印象的です。夏の思い出を呼び覚ますような情緒感あふれた作品です。

優秀賞 「老兵の輝き」(京都市下京区・京都鉄道博物館) 田中 はるお

デジカメ、120~400ミリ、F11、160分の1秒、ISO1600

【評】蒸気機関車のでこぼこ顔に映り込んだ彩りをクローズアップした写真センスに脱帽です。年代を感じさせる質感を見事に描き出しました。

優秀賞 「幸せ満開」(滋賀県守山市・なぎさ公園) 西 正幸

デジカメ、28~300ミリ、F5.6、4000分の1秒、ISO1000

【評】光あふれる満開のヒマワリ畑でふれあう親子を絶妙のタイミングで撮影しました。笑顔がはじける子どもといい、幸せな時を感じさせる1枚です。

以下佳作

「喉かわいたよ」(高島市) 松村 信吾

 

「仲間たち」(琵琶湖) 山本 和佳奈

 

「祈りを込めて」(右京区・嵐山) 南 貴博

 

「わきたつ入道雲」(南区・梅小路公園) 塩見 芳隆

 

「涼気あふれる夏渓流」(米原市) 坂本 幸太

 

「夕暮れの灯篭流し」(京丹後市・夕日ケ浦) 水谷 星輝

 

「真夏の湖北の夕日」(長浜市) 森川 有三

 

「待ち伏せ」(長浜市・姉川) 多喜 信一

 

「雨宿り」(宇治市) 深井 征子

 

「もみじのマント」(左京区・京都府立植物園) 井上 信治