多重事故を起こして横転したワゴン車(6月21日、京都市左京区)

多重事故を起こして横転したワゴン車(6月21日、京都市左京区)

 京都市左京区で6月、パトカーに追跡されたワゴン車がタクシーに衝突するなどして2人が重軽傷を負った多重事故で、赤信号を無視して交差点で事故を起こしたとして、京都府警交通捜査課と川端署などは9日にも、自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)の疑いで、無職の男(21)と建築作業員の男(22)=ともに道交法違反(ひき逃げ)罪などで起訴=を再逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、多重事故の時点では無職の男がワゴン車を運転し、建築作業員の男は助手席にいた。同乗者を危険運転のほう助容疑ではなく、ともに犯行を実行した「共同正犯」として逮捕するのは異例。

 捜査関係者の説明では、ワゴン車は当初、建築作業員の男が運転していたが、パトカーに交通違反を発見されて逃走。時速約60キロの車内で無職の男と運転を交代した。2人はひき逃げを起こしながら約2・5キロにわたって逃走し、約5分後に多重事故を起こした。建築作業員の男は一連の逃走を止めなかったという。

 捜査関係者によると、2人は6月21日午後6時半ごろ、ワゴン車を運転して左京区川端通二条交差点に赤信号を無視して進入してタクシーに衝突し、自転車も巻き込んで、ともに50代の男性2人に重軽傷を負わせた疑いが持たれている。

 2人は多重事故の約5分前、東山区内で自転車の女性をひき逃げして軽傷を負わせたとして、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで先月17日に府警に逮捕され、京都地検に今月8日に起訴されている。