2019年の京都観光総合調査によると、同年の外国人観光客数は886万人。日本人より1人当たりの支出が多く、観光消費額は3318億円と全体の27%を占めた。主要ホテルの宿泊客に占める外国人比率はさらに高く、19年で過去最高の46・9%に上った。

 ところがコロナ禍で事態は急転。渡航制限の影響で今年4月以降の外国人宿泊客数は前年同期比99%超の減少が続き、需要は蒸発した。外国人を主要顧客としてきた店舗やホテルの廃業も相次ぐ。

 かつてない観光危機に、市観光協会は今後の事業展開をまとめたロードマップを策定。早い段階から在日外国人を起用したプロモーションなどを行い、将来の訪日観光を喚起していくとした。

 同協会は「自由に行き来できない時期だからこそ、京都に関心を持ち続けてもらえる仕掛けが必要」とする。国際観光の本格的な再開が見通せない中でも、オンラインのPRなどで現地の潜在需要に働きかける方針だ。