抗ウイルス・抗菌加工を施される京阪京都交通のバス。処理を終えたバスの出入り口や車内には「加工済」のステッカーが貼られている(京都府亀岡市篠町・京阪京都交通亀岡営業所)

抗ウイルス・抗菌加工を施される京阪京都交通のバス。処理を終えたバスの出入り口や車内には「加工済」のステッカーが貼られている(京都府亀岡市篠町・京阪京都交通亀岡営業所)

 京都府亀岡市や南丹市などで路線バスを運行している京阪京都交通が、保有する全車両の抗ウイルス・抗菌加工に取り組んでいる。新型コロナウイルスの「第3波」やインフルエンザ流行に備えるとともに、車内の安心感を高め減少した乗客の回復を目指す。

 亀岡営業所(亀岡市篠町)と西京営業所(京都市西京区)の計113台のつり革や車内壁面、降車ボタンなどに、光の無い環境でも細菌やウイルスを破壊するコーティング剤を順次、噴霧している。全車両の作業完了は11月中を見込む。

 同社バスの乗客数は新型コロナウイルスの影響で、5月には対前年同期比6割ほどに落ち込んだが、現在は学校再開などで7~8割には回復している。一方、昼間と深夜帯に限ると依然として落ち込みは大きく、「コロナへの恐怖から、ランチや買い物などへの出控えもあるのでは」(同社運輸課)という。同社は、抗ウイルス加工後も運行後の消毒作業を続けるといい「安心して利用してほしい」としている。