大津市民らでつくる電車と青春21文字プロジェクトは、本年度の「青春21文字のメッセージ」の入選作を発表した。最優秀の県知事賞には大津商業高2年堤夏海(17)さんの「黒い窓ガラスに写る君は街灯の真珠をつけていた」が選ばれた。

 他の優秀賞は東京の高校3年三石梨花(18)さんら4人。多数の応募者があった団体賞には日吉中(大津市)と早稲田佐賀高(佐賀県)を選出した。

 47都道府県から4527作品の応募があり、20代がこのうち半数を寄せた。地元有識者らが審査した入選100作品を、歌人俵万智さんが最終審査し、優秀5作品、入賞16作品を選定した。俵さんは「若い人の健闘が目立った。電車という舞台で、似たような素材が多くなりがちだが、入選作は一歩踏み込んで工夫が光った」と評した。

 作品は、西武大津店や京阪石山坂本線の車内で展示している。21日午後1時から同市打出浜のびわ湖ホールメインロビーで、メッセージをテーマにしたコンサートを開く。無料。

 青春21文字プロジェクトは、京阪石山坂本線に21駅あることなどにちなみ、短歌と趣を異にした21文字の文芸で青春を表現しようと2006年秋に始まった。

 <優秀作>

・黒い窓ガラスに写る君は街灯の真珠をつけていた

・この恋が電車なら行き先もわかるのに

・とまるすすむのくり返し恋も電車もくりかえし

・いつも同じ席に座る理由が私と一緒ならいいな

・眠る君に抱き締められた、野球カバンが羨ましい。