山村さんが殺害された7階の部屋の前を調べる捜査員ら(12日午前10時7分、京都市下京区)

山村さんが殺害された7階の部屋の前を調べる捜査員ら(12日午前10時7分、京都市下京区)

 京都市下京区の市営住宅で住人の山村留美乃さん(24)が遺体で見つかった殺人事件で、京都府警捜査本部は12日、司法解剖の結果、山村さんの死因は刺し傷が心臓に達したことで、心臓の周囲に血液がたまって圧迫される「心タンポナーデ」だったと発表した。死亡推定時刻は9日夜ごろとみられる。

 捜査本部によると、山村さんは1人暮らし。10、11日と出勤予定だったがアルバイト先に姿を見せず、連絡を受けた親族の女性が11日午後2時前、知人と部屋を訪れた。玄関ドアは施錠され、合鍵で部屋に入ると、山村さんが血まみれの状態で寝室に倒れていた。親族が110番し、下京署員や救急隊員が駆け付けたが、現場で死亡が確認された。

 捜査本部の説明では、山村さんの体には刃物による傷が10カ所以上あった。Tシャツにショートパンツ姿で布団の近くにあおむけに倒れ、首の左側に大きな傷があった。血痕は他の部屋でも見つかったが、寝室が犯行現場の可能性が高いとみている。ベランダの窓ガラスは無施錠だったが、室内から金品が盗まれたり、外部から侵入されたりした形跡は確認できていないという。捜査本部は、トラブルの有無や交友関係などを慎重に捜査している。