女性が遺体で見つかった市営住宅に入る捜査員ら(12日午前9時57分、京都市下京区)

女性が遺体で見つかった市営住宅に入る捜査員ら(12日午前9時57分、京都市下京区)

 京都市下京区の市営住宅で住人のアルバイト山村留美乃さん(24)の遺体が見つかった事件で、山村さんの背中にも刺し傷があったことが13日、捜査関係者への取材で分かった。遺体には首や胸などの十数カ所に刃物による傷があり、京都府警捜査本部(下京署)は犯人が前後から執拗(しつよう)に襲ったとみて調べている。

 捜査関係者によると、山村さんは心臓に達する胸の傷が致命傷となり、首の左側を含めて刃物によって刺されたり、切られたりした傷が多数確認された。遺体発見時は、自宅の寝室で布団の上にあおむけの状態で倒れており、周辺に血だまりがあったという。

 捜査本部の説明では、犯行現場とみられる寝室以外の部屋にも血痕が見つかった。玄関のドアは施錠されており、窓ガラスが割られたり、室内が荒らされたりした形跡はなかった。凶器とみられる刃物は現時点で見つかっていないという。

 山村さんの遺体が見つかったのは11日午後2時前。10、11日とアルバイトを欠勤した山村さんを心配して自宅を訪れた親族の女性らが発見して110番した。司法解剖の結果、死亡推定時刻は9日夜だった。