砂浜に大量に打ち上げられたルリガイ(8日、宮津市田井)

砂浜に大量に打ち上げられたルリガイ(8日、宮津市田井)

鮮やかな瑠璃色をしたルリガイ(宮津市田井)

鮮やかな瑠璃色をしたルリガイ(宮津市田井)

 京都府宮津市田井の砂浜に、紫を帯びた青色に輝くルリガイの大群が打ち上げられている。200メートルほどにわたって数万匹が漂着している。強い北東の風の影響とみられ、専門家は「日本海側での大群の漂着はかなり珍しい」と話す。

 ルリガイは鮮やかな瑠璃色をした貝で、成長すると直径約5センチ。世界中の暖流海域に生息する。体から分泌した粘液を浮輪代わりにして海面を浮遊しながら生活する特徴を持ち、太平洋側では台風などで海が荒れると集団で砂浜に打ち上げられることがある。

 砂浜には、波の形を描いて大小さまざまなルリガイが打ち上げられていたほか、餌となるギンカクラゲの死骸も漂着していた。

 京都水族館によると、日本海や太平洋に漂っていた集団が、台風などの影響で丹後沖まで漂流。5~7日にかけて吹いていた強い北東の風に流され湾内に入り、砂浜まで打ち上げられたという。府北部の近海では近年、今まではいなかった南方系の魚が見られるようになっており、地球温暖化などによる環境の変化が、このような現象を引き起こした可能性も指摘していた。

 8日に現地で調査を行った海洋高(同市上司)の中島幸一教諭(44)は「22年間教師をやっているが、こんな現象は初めて見た」と話していた。