【資料写真】わかさスタジアム京都

【資料写真】わかさスタジアム京都

近畿大会の組み合わせ表

近畿大会の組み合わせ表

 野球の秋季近畿高校大会は13日、大阪市内で抽選が行われ、17日に開幕する大会の組み合わせが決まった。会場はすべてわかさスタジアム京都で、無観客で実施される。近畿6府県の予選を勝ち抜いた代表計16校が出場し、京都勢は3校、滋賀勢は2校が挑む。京都1位の龍谷大平安は1回戦で山田(大阪3位)と対戦する。滋賀1位の滋賀学園は智弁学園(奈良2位)と当たる。

 乙訓(京都2位)の初戦は天理(奈良1位)と、京都国際(京都3位)は和歌山東(和歌山2位)とぶつかる。近江(滋賀2位)は神戸国際大付(兵庫1位)と顔を合わせる。

 大会の成績は来春の選抜大会出場校を選ぶ重要な資料になる。今年は新型コロナウイルスの影響で春の府県大会と近畿大会が中止されており、近畿大会は1年ぶりとなる。京都で秋の近畿大会が開催されるのは2014年以来6年ぶり。

17日開幕 京都・滋賀の5校分析

■隙のない打線で流れ 龍谷大平安(京都1位)

 府大会は五回コールド勝ちが3度、決勝も14安打と強打を見せつけた。5年ぶりの優勝を果たし、近畿出場は2年ぶりとなる。高杉、吉田らを中心に下位まで隙がない。1年辻村は準決勝と決勝で計5安打と活躍した。
 ポイントは投手力。エースと言える存在がおらず、府大会は計4人が先発した。吉田主将は「打線で流れをつくり、投手も勢いに乗って抑えていくチーム」と語る。投手陣を支える伝統の堅守も鍵を握る。

■守備から攻撃リズム 乙訓(京都2位)

 近畿大会出場は初出場で4強入りした2017年以来。翌春に出場した選抜大会を見て入学した現在の2年生がチームの中心となる。軸はエース右腕の北見。直球、変化球ともに制球が安定し、府大会では3試合(コールド勝ち含む)で完投した。
 西山、星田ら力のある上位打線が、序盤から投手陣を援護できるか。谷口主将は「北見は頼りになるエース。守備からリズムをつくって攻撃につなげたい」と力を込める。

■高打力 初勝利へ自信 京都国際(京都3位)

 府大会の3位決定戦で劇的なサヨナラ勝ちを収め、2年ぶりの近畿大会出場に駒を進めた。初出場だった前回は初戦で敗退しており、初の甲子園に向けて壁を破れるか。
 4番中川を中心に打力は高い。山口主将は「バッティングに力を入れてきた。絞った球は確実に打てる」と自信を示す。投手は右の平野、左の森下と1年生2人が柱。けがで府大会は控えに回った主力が複数おり、近畿で復帰できるかもポイントになる。

■「粘りの野球」持ち味 滋賀学園(滋賀1位)

 県大会は5試合で計39得点と強打が際立った。決勝で近江を倒して2016年以来の頂点に立ち、近畿大会も4強入りした同年以来の出場となった。
 打線は下位まで切れ目がなく、チームの持ち味でもある粘り強さが武器。知花主将は「県大会は通過点。少ないチャンスを生かすスタイルを貫く」と力を込める。近江戦の勝利などを通して団結力も高まっている。キーワードに掲げる「粘りの野球」で近畿の強豪に挑む。

■1年エース 堅守援護 近江(滋賀2位)

 県大会では4連覇を逃したが、近畿大会出場は5年連続となる。エース山田は、1年生ながら140キロを超える直球と鋭いスライダーを投じ、準決勝では綾羽打線から12三振を奪い完投した。打力も非凡で、近畿大会でも期待が懸かる。
 春山主将は「守備からのバッティングがテーマ。甲子園に行って、悔しさを晴らしたい」と近畿での戦いを見据える。打撃に課題が残る分、鍛えてきた堅守で投手陣を援護したい。