女性の遺体が見つかった市営住宅(12日、京都市下京区)

女性の遺体が見つかった市営住宅(12日、京都市下京区)

 京都市下京区の市営住宅の一室で住人のアルバイト山村留美乃さん(24)が刺殺された事件で、遺体発見時に殺害現場とみられる寝室の扉が閉まっていたことが14日、京都府警捜査本部(下京署)への取材で分かった。犯人は事件が発覚しにくいよう、扉を閉めた上で玄関を施錠して逃走した可能性があるとみている。

 捜査本部によると、11日午後2時前に山村さんの親族が部屋を訪れた際、玄関ドアの鍵は閉まっていた。合鍵で室内に入ると、寝室も含めて3LDKの各部屋は全て電気が消えていたという。司法解剖の結果、山村さんの死亡推定時刻は9日夜だった。犯人が逃げる前に消灯した可能性があるという。

 捜査本部は14日までに、市営住宅の廊下や階段など共用部分の検証作業を終えた。犯人が逃走時に残したような血痕は見つからなかったという。

 捜査関係者によると、山村さんの遺体には首や胸、背中に刃物による傷が十数カ所あり、手に犯人に抵抗した際にできる防御創とみられる傷もあったという。