国内外のゲストとユニークな共同研究を進める国際日本文化研究センター(日文研、京都市西京区)が、市民向けに研究成果を発信する企画「日文研―京都アカデミック ブリッジ」の第1回パネルディスカッションが13日、京都新聞文化ホール(中京区)で開かれ約140人が参加した。

パネルディスカッションで京都について議論する登壇者(13日、京都市中京区・京都新聞文化ホール)

 日文研は1987年に創設され、故梅原猛氏らが歴代所長を務めてきた。「アカデミック ブリッジ」は、さまざまな分野の研究者たちとの交流を通して蓄積してきた成果と最新の業績を、市民に広く知ってもらおうと京都新聞と共催で企画した。

 この日は、日文研所長に今年就任した井上章一氏をはじめ、日文研と提携する京都精華大ウスビ・サコ、京都市立芸術大赤松玉女の両学長が参加。「愛と芸術の都を語ろう」をテーマに、日文研呉座勇一助教の進行で、茶会や庭、京都弁などを通じて、多様な角度で京都を語り合った。

 サコ学長は「説明しすぎる京都人。感じることを許さない京都人」などと自らの体験をもとに聴衆を笑わせると、井上氏が洛中の老舗文化を引き合いに京都人の特徴を考察し、会場の人たちは興味深げに聞き入っていた。