臨済宗の一つ、妙心寺派大本山の妙心寺にある仏殿(京都市右京区)

臨済宗の一つ、妙心寺派大本山の妙心寺にある仏殿(京都市右京区)

 臨済宗と黄檗宗の合議機関「臨済宗黄檗宗連合各派合議所」(臨黄合議所、京都市中京区)と曹洞宗宗務庁(東京都港区)は21日、中学校の歴史教科書における「禅宗」との記述を改めるよう出版社に依頼文を送ったと発表した。

 今月15日付けで歴史教科書を発行する5社に送付した文書によると「『臨済宗』と『曹洞宗』の分裂は、1300年近く前の中国以来のことと認識している」とし、臨済宗と曹洞宗では教義や文化形成も異なっていることから、「両宗派を『禅宗』と集約することは、不適当ではないか」としている。

 臨黄合議所事務局によると、昨年に曹洞宗宗務所が出版社に対して記述内容の照会を行ったことを受け、より効果的に活動できるよう連名で呼び掛けることにしたという。