門川大作・京都市長

門川大作・京都市長

 16日に行われた京都市議会の決算特別委員会総括質疑で、門川大作市長が市内の自殺者数について、市長就任当時から減少したことを「大きな前進」と誇った。これに対し、議員から「人の命を(数字で)推し量るという政治姿勢は、誰一人取り残さないという(門川市長の)理念と合致しない」などとたしなめられ、直後に発言を訂正した。

 門川市長は、共産党の加藤あい議員から「(コロナ禍で)自殺者が全国的に増えている。市は何をするのか」と問われ、2008年の市長就任時に年間約350人だった市内の自殺者数が昨年は約180人に減少したと説明。「大きな前進。市民の助け合いの精神あってのことだ。セーフティーネットは守る」と答弁した。

 しかし、この直後に質問に立った公明党の大道義知議員が「答弁を聞いて危機感を持った。こういう言葉がなぜ出てくるのか。人の命を推し量るという政治姿勢は、誰一人取り残さないという理念と合致しない」と指摘すると、門川市長は「1人でも亡くなる方があってはならない。答弁が不十分だった」と釈明し、発言を訂正した。