イタリア映画特集をPRする京都ドーナッツクラブ事務局の二宮さん(京都市中京区)

イタリア映画特集をPRする京都ドーナッツクラブ事務局の二宮さん(京都市中京区)

イタリアの人気俳優、エドアルド・レオ(左)が出演する「黄金の一味」の1シーン=京都ドーナッツクラブ提供

イタリアの人気俳優、エドアルド・レオ(左)が出演する「黄金の一味」の1シーン=京都ドーナッツクラブ提供

 イタリア映画に親しんでもらおうと、同国の人気俳優を特集した上映会が23~29日、京都市中京区のミニシアター「アップリンク京都」で開かれる。新型コロナウイルスの影響で映画館を訪れる人が減る中、オンラインでも配信する。主催者は「感情表現の豊かさがイタリア映画の魅力の一つ」とし、ファン拡大を目指す。

 作品の字幕翻訳や劇場への配給を含め、イタリア映画を10年以上にわたって紹介してきた「京都ドーナッツクラブ」(事務局・中京区)の主催。見本市を兼ねたイタリア映画祭(5月、東京)が延期されたのを受けて企画した。

 同クラブによると、イタリア映画はこれまで、巨匠フェデリコ・フェリーニ監督ら芸術性の高い作品に注目が集まりがちだった。そこで、より親しみやすい大衆向け作品に触れてもらおうと、コメディーなどで活躍する人気俳優エドアルド・レオの出演作を上映することにした。

 実際に起こった強盗事件を基にしたノワール(暗黒)映画「黄金の一味」(2019年)や、同国最高峰の映画賞で最優秀コメディーに輝き、レオが監督も務めた「俺たちとジュリア」(15年)など4作品で、うち3本が本邦初公開となる。

 同クラブは今春から現地エージェントと交渉して上映権を獲得し、字幕翻訳や校正作業などに注力してきた。企画した事務局の二宮大輔さん(39)は「レオはハリウッド映画の影響を大きく受け、日本で言えば俳優大泉洋さんのように愛くるしくて憎めない存在。玄人もうなるエンタメ映画をそろえた」と太鼓判を押す。

 上映期間中、イタリアの医療従事者を支援する募金箱を館内に設けるほか、30日~11月7日には「アップリンク・クラウド」でオンライン上映も行う。二宮さんは「イタリア映画祭は延期になったが、この催しをきっかけにイタリア映画が注目される流れをつくりたい」と意気込む。

 日程や料金を含め詳細は、アップリンク京都のサイトへ。