コロナ退散の願いを込めた切り絵灯籠を作る住民たち(亀岡市東竪町・東竪町自治会)

コロナ退散の願いを込めた切り絵灯籠を作る住民たち(亀岡市東竪町・東竪町自治会)

 京都府亀岡市東竪町の住民たちが、新型コロナウイルスの退散を祈願して、厄よけの切り絵灯籠作りに取り組んでいる。17日は同町自治会にほぼ完成した灯籠を持ち寄り、仕上げの作業に励んだ。

 旧亀山城下町の一角にある同町は亀岡祭の鉾町の一つで、例年、宵々山から山鉾巡行の日程に合わせて町文化祭を開き、住民の作品を展示している。しかし、今年はコロナ禍で山鉾巡行をはじめ一連の行事が中止となり、文化祭もなくなった。

 代わりに、町内に疫病退散の神である牛頭天王(ごずてんのう)(素戔嗚尊(すさのおのみこと))をまつる祇園社があることから、ウイルス退散の願いを込めた作品づくりを同自治会文化委員会が企画。住民有志が9月中旬から、牛頭天王や疫病よけの妖怪アマビエなどの切り絵を制作してきた。

 この日は約20人が集まり、22・5センチ四方で高さ約50センチの木枠に切り絵を丁寧に貼り付けたり、同じ絵柄の切り絵を色紙に貼って護符を作ったりした。

 灯籠は15基ほどできる予定で、23、24両日の午後5時半から同8時まで、祇園社境内や各家の玄関口に飾り、点灯する。点灯中に祇園社を参拝した人には護符を配る(両日先着20人程度)。文化委員会副委員長の達富弘之さん(76)は「コロナウイルスに負けるな!との思いを込めて皆で作った。祇園さんへのお参りを兼ねて見に来てもらえたら」と話した。