ジェットポンプで高圧の水を根に噴射し、ミズヒマワリを駆除する参加者ら(大津市瀬田3丁目・瀬田川)

ジェットポンプで高圧の水を根に噴射し、ミズヒマワリを駆除する参加者ら(大津市瀬田3丁目・瀬田川)

 船の航行や漁業の妨げになる水陸両生の外来水草「ミズヒマワリ」を、ジェットポンプで除去する初めての作業がこのほど、大津市瀬田3丁目の瀬田川で行われた。雨の中、手際よく回収し、関係者がポンプの効果を確認した。

 ミズヒマワリは中南米原産の常緑多年草で、環境省の特定外来生物に指定されている。県内では2007年、草津川で初めて確認され、現在は南湖南部東岸や瀬田川に分布している。


 岸辺での除去は通常、手作業で茎を引くが、途中で切れて土中約20センチまで張る根が残るため、ジェットポンプで高圧の水を土に噴射し、根ごと回収することにした。県が、地元の漁業関係者らでつくる「瀬田川流域クリーン作戦」の協力を得て実施した。


 この時期は白い花を咲かせて見つけやすく、ポンプを扱う業者ら10人が約120メートルの川岸で行った。船でミズヒマワリが繁茂する岸辺に着くと、胸まで川に漬かりながらホースで根元に高圧水を当てた。根が深いものやヨシの地下茎に絡まっているものは残ったが、ほぐれたミズヒマワリを次々とかごに詰めた。


 県自然環境保全課は「地中約10センチまでの根は回収できるなどの知見が得られた。今後は再生を抑制する効果を確かめたい」としている。