京都府宮津市の天橋立と元伊勢籠神社を光と音楽で彩るライトアップイベントが、16日夜から始まった。国際的に活躍するアーティストによる、デジタル技術を用いたアート作品が風光明媚(めいび)な景勝地の夜に彩りを添えている。
京都府が主催する日本博府域展開アート・プロジェクト「もうひとつの京都―光のアトリエ―」の一環。
天橋立の小天橋には、実験的音楽や現代美術を手掛ける池田亮司さんのオーディオビジュアル作品「data―verse1」が展示され、大型スクリーンと電子音楽で幻想的な世界を演出する。
元伊勢籠神社では、演出家や作家などとして幅広く活躍する齋藤達也さんが、「Double Horizon」と題し、プロジェクションと霧を作り出す装置によって空と海を立体的に表現した。
金、土、日と祝日のみ(11月2日は公開)。天橋立は11月3日までの午後6時半~10時。元伊勢籠神社は11月23日までの午後6時~9時。いずれも鑑賞無料。