京都地裁(京都市)

京都地裁(京都市)

 京都府京田辺市三山木の民家で昨年3月、同居する父親を刺殺したとして、殺人罪に問われた長男の大塚康郎被告(56)の裁判員裁判の判決が21日、京都地裁であった。入子光臣裁判長は「安易で身勝手な犯行」だとして懲役13年(求刑懲役18年)を言い渡した。

 入子裁判長は判決理由で、弁護側が主張した心神耗弱について、状況変化に応じた判断や行動があるとして完全責任能力を認定。動機は父親に対する悪感情や同居生活での不満と指摘した。高齢で無抵抗の父親に対して、木製バットで繰り返し殴るなどの犯行態様は「強固な殺意に基づく執拗(しつよう)な攻撃で、相応に悪質」と述べた。一方で、被告が反省している点などを情状として考慮した。

 判決によると、昨年3月12日午後2時半~3時ごろ、自宅で父親の繁昭さん=当時(85)=の頭部を木製バットやバールで数回殴った上、きりで胸を刺して殺害した。