彦根市役所仮庁舎(彦根市)

彦根市役所仮庁舎(彦根市)

 滋賀県彦根市役所の本庁舎耐震化整備工事に絡んで市と業者が「裏合意」を含めた契約を結んでいた問題で、彦根市は21日、途中までの工費を確定する民事調停が施工業者の岐建(岐阜県大垣市)との間で成立したと発表した。

 成立は20日付。この問題では、2017年に市が岐建と本庁舎耐震補強などに関して31億6900万円で随意契約した際に一部工事を間引きする「裏合意」があったとされる。市は事業中断に伴う契約解消と精算に向け、昨年7月に調停を申し立てた。

 工費の精算額は15億3300万円。同額の調停条項が1日に大阪地裁から双方に提示されていた。市は今後、3月末までに未完成の庁舎の引き渡しを受け、精算額から前払い金を差し引いた2億6500万円を本年度一般会計予算から支出する。残工事に向けて入札を行い、4月に仮契約の締結を目指す。