事務局が作ったポスターを掲示する居酒屋の店頭(京都市中京区)

事務局が作ったポスターを掲示する居酒屋の店頭(京都市中京区)

 新型コロナウイルスで影響を受けた飲食業界を支援する「Go To イート」で、購入価格の25%が上乗せされるプレミアム付き食事券の利用が京都府内で20日に始まった。先行予約の10万冊(5億円分)は5時間で完売し、関心の高さを示す一方、京都新聞社の双方型報道「読者に応える」では「売り切れが早いのはなぜ」「どのくらいお得なのか」と次々に疑問が寄せられた。注目のキャンペーンの制度や狙いを探ってみた。

 「イート」は7月に始まった観光支援の「Go To トラベル」に続く国の消費喚起策。飲食予約サイトを通じたポイント付与と食事券の2種類があり、ポイント事業は1日から全国で始まった。

 食事券は都道府県ごとに発行し、京都では5千円分(千円券3枚、500円券4枚)を1冊4千円で販売する。発行冊数は160万冊(80億円)で、7日に先行予約を受け付けた10万冊を除き、20日正午から20万冊、26日から50万冊、12月14日から80万冊と、段階的に数を増やして販売する。

 予約は「京都GoToイート事務局」のホームページ(HP)から行い、その2日後からファミリーマートのマルチメディア端末「ファミポート」で食事券を購入できる。利用できる飲食店は事務局HPに掲載し、随時更新する。

 1冊4千円の価格設定について、事務局は「2倍の価格ならば単純に発行数は半分となる。多くの人に使ってもらい、幅広い飲食店の活性化につなげたい」と話す。初回予約は「想定以上のスピード」で売り切れたが、不当な買い占めなどは見られなかったという。食事券の1回の取得上限額は全国一律で1人2万円。京都は1回で最大5冊購入でき、事前予約分は1回の平均購入数が約4・2冊だった。まとめて買う傾向が強いようだ。

 家にパソコンがない人やネットが使えない人は、往復はがきでの申し込みもできる。事務局が代理でウェブ手続きを行い、発券に必要な番号をはがきに記載して返信する。発券、購入は各自で行う。ファミリーマートが近くにないなど、購入自体が難しい場合は事務局が個別に対応する。問い合わせは075(276)4051。