クリーム色や先頭の流線形が愛されてきた700形車両

クリーム色や先頭の流線形が愛されてきた700形車両

 近江鉄道(滋賀県彦根市)は、クリーム色で流線形の車体が親しまれた700形車両、愛称「あかね号」を老朽化に伴って5月6日で引退させると発表した。3月1日から「ラストラン」と書かれた幕を車体前面に取り付けて運行する。

 700形は、親会社の西武鉄道(本社・埼玉県所沢市)で1960年代に製造した車両を改造。同社100周年と八日市駅の新駅舎完成を記念して1998年に運行が始まった。2両編成でクリーム色を基調に、赤と青の線を側面に配している。先頭が流線形で前面に大きな展望窓を備え、特急電車風のデザインが人気を集めた。

 1日からは車両に幕やステッカーを張るほか、記念キーホルダー(500円)やステッカー(200円)を主要駅で売り出す。

 後継は、西武鉄道の車両を改造した900形が務める。昨年末まで県観光キャンペーンのラッピング電車として走っていたが、「あかね号」の愛称やデザインを引き継いで今月16日に再デビュー。全線で運行している。

 近江鉄道は「多くの方が撮影に訪れていた700形の引退は寂しいが、最後の雄姿を見に来ていただきたい」(営業課)としている。5月6日にはラストランの催しを行う。